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■設計：
■施工：ウッドクラフト池田（木製遊具製作）・（株）大隅建設
■所在地：滋賀県甲賀市水口町城東3番21号
■用途：遊具（工作物）
■着竣工：2009.08.03～2009.09.24
■面積：全長 約13m・ 全巾 4m・最大高 5.6m
■構造：構造部分・栗　デッキ材等・杉　屋根構造・杉、松等
■付近の地図（mapion）

谷村德幸園長のおもいによって導入された大型遊具

水口幼稚園　（木製遊具「冒険の森」）（*1）
Minakuchi kindergarten
冒険心と挑戦心とわくわく感を刺激するような大型木製遊具。（*2）

 

 

 



　
  

ヴォーリズ設計の水口教会の礼拝堂で「奥に牧師さんの発案でつくられた遊具があるので見ていかれたら」と勧められ、玄関右脇にある小さな木戸を開けて進んでいくとスケール感を一変する大型遊具が目に飛び込んできた。
最大高さが2階建程あり、2階建ての園舎に囲まれたそう広くはない中庭に造られているためその姿は圧倒的で、しばらくの間立ちすくんでしまった。
最大高さ5.6mの３層やぐら「風のとう」とやぐら上に造られ円形屋根を被せた円形木の家「陽だまりのいえ」を繋ぐ吊橋「虹のはし」で構成された大型遊具。
－「冒険の森」への園長のおもい（*2）－「近年、公園で事故が起こるたびに子どもがわくわくするような遊具が撤去されていきます。 学校や園でも子ども心を夢と冒険に駆り立てるような遊具がなくなりつつあります。私はそのような状況を憂えてきた一人であります。子どものわくわく感とリスクは表裏一体とも言えます。・・・・・・ 」のおもいが一直線で伝わって来る。
水口幼稚園の大型遊具はリスクのみに話題が集中する近頃の社会現象に大きな一石を投じている。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・水口教会（Minakuchi Ｃｈuｒｃｈ）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

南北棟を大棟としたラテン十字形の外郭をもち、東西方向の交差廊部が礼拝堂となっている。
玄関は中央ではなく南妻面の東半分にずらして設け、 集会室は礼拝堂と引違戸で仕切り、床は畳敷き。隣接する牧師館ともあわせて和様との折衷に親しみやすさを感じた。
礼拝堂正面の祭壇壁には元々は何もなかったが、日本で働いていたフィリピン人信者の人達が帰国に際して寄付した十字架を掛けているということ。



2000年3月18日礼拝堂と門柱が登録文化財に指定
・・木造平屋建、スレート葺一部鉄板葺・・建築面積130㎡・・竣工年1930年（昭和5年）11月
・・設計 W・M・ヴォーリズ（William Merrell Vories）。

[補注]
（*1）1937年に日本キリスト教団水口教会付属幼稚園として開設。1985年学校法人 近江聖書学園　水口幼稚園となる。
（*2）冒険の森への園長のおもい　　http://www.minakuchi.jp/youchien/

[行き方・案内]
＊0748-62-0329・近江鉄道本線水口石橋駅より約300m

[参考文献・サイト]
＊ウッドクラフト池田　http://www.dream-logworks.net/woodenplaysystem/playsystem04.html
＊（株）大隈建設　http://osumi-kensetsu.jp/index.php?id=20
＊文化遺産オンライン　http://bunka.nii.ac.jp/SearchDetail.do?heritageId=181623

 
　

滋賀県 ＩＮＤＸ
　
　

作成日
更新日
作成者
撮影日

 　

2010・09・28

k.ohno
2010/04/11
　

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